「ウェブ炎上 ─ネット群集の暴走と可能性」


全体的に論文っぽく文章も上手くないので、
決して読みやすい本ではないですが、
ここ最近で起きたウェブでの炎上について、
実例を踏まえて概要を知ることができます。


私の場合、どうしても
“炎上させられた側”の立場で読んでしまうので、
そうなった時の対処について書かれていると、
もっと良かったです。


とは言え、炎上と言う集団心理の背景を理解することで、
その場面に遭遇しても冷静でいられそうです。
今までネットで“燃料”っぽいネタを見つけてしまうと、
胃がキュウとなっていたのですが、
これで少しは落ち着くかもしれません…。


もちろん冷静と言っても、
炎上や燃料を静観だけしてれば良いわけでなく、
一方で介入しすぎるのも良くないので、
その辺の微妙な立ち回りを研究したいと思いました。
著者には炎上した時の対処法を解説した続編、
「コンプリートガイド」の執筆をお願いしたいです。




ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)