「中嶋悟の交通危機管理術」を読んでみた。
- 作者: 中嶋悟
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/07
- メディア: 単行本
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中嶋氏が軽妙な口述筆記で、
運転技術について説いてます。
プロでも公道を走る時は、
レース以上に注意して運転するらしく、
読んでて心強い気持ちになりましたが、
同時に運転って結局は危険行為なのではと、
かえって不安な気持ちにもなりました。
内容は初心者向けと言うよりは、
どちらかと言うと既に運転している人が
「うんうん、そうだよね中嶋さん」と、
共感しながら読み進める本なのかもしれません。
運転についての技術的な解説もあるのですが、
初心者にしてみれば、それが出来ていれば
最初から苦労しません…と思えるような下りも多く、
野球に例えるなら、バッターボックスに立った途端、
監督からホームランの指示を出された気分に…。
とは言え、中嶋氏特有の切り口での解説は
参考になる部分も多く、初心者を脱した際に
改めて読むと、読み方が変わるのかもしれません。
もし続編を著す機会があったら、伊東家風に
「割り箸1本で車庫入れが簡単に決まる裏ワザ」
のような、初心者向けの本をお願いしたいです。