「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」


ひろゆき(西村博之)著「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」


ブックオフで買って、
しばらく積読してたのを
引っ張り出して読んでみました。


1年半前に出た本ですが、
読んでみると忘れている
出来事が結構あって、
ネットの世界は正に
日進月歩だなぁと、
自分の忘れっぽさを棚に上げて、
しみじみした気持ちになります。


そう言えば、
ニコ動って最初はYoutube
勝手に字幕付けるだけの
サイトだったんですよね…。


内容は、
ひろゆき氏による口述筆記と、
対談で構成されているので、
白木屋で飲んでたら、
大声でネットについて
語っている集団がいて、
顔を見たらひろゆきだった、
みたいな本に仕上がってます。


氏が喋っている所を
見たことはないのですが、
ひょうひょうとした
人間性が行間ににじみ出てて、
裁判を平気で欠席する等の
数々の問題行為も妙に納得。


氏のネットに対する思想が、
かなりネガティブに
語られているので、
梅田望夫氏によって伝播された、
ネットに対する
爽やかな未来への期待に、
冷や水を注ぐ効果もありそうです。


ネット文化に乗り切れず、
焦燥感にかられている人が読めば、
少しは気休めになるかもしれません。


管理人が告訴されても、
犯行予告が書き込まれても、
運営権が譲渡されても、
2ちゃんねるが潰れないでいる間は、
この本の内容も保証付きです。




★★★☆☆(星3つ)



2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)