「アイ・アム・レジェンド」見ました。


今さらですが、連休中に空いた時間が出来てしまったので見てみました。


ウィル・スミス演じる主人公が世界で一人の人類となるわけですが、
ツタのからまる信号機や草原化した広場などの光景を眺めていると、
何気ない街の風景もいろんな人の手によって支えられていると、改めて実感できます。


しかし、そんなシーンもすぐに退屈に…。
なんせ登場人物がウィルしかいなので、セリフはせいぜい独り言か犬との会話。
場面展開も少なく、だんだんウィルの私生活を盗撮しているような気分になります。


流石にお話しが進むと、ウィル以外の人物も出てくるのですが、
基本的にウィルがカメラを独占。ウィルにして見れば「ずっと俺のターン」です。


肝心のストーリーも予想できる展開と結末なので、
ストーリーで引きつけるのは難しく、
単にウィルが好きか嫌いかで映画に対する評価が分かれそうです。
自分の人気が興行成績に直結すると言う意味では、
今後の俳優業が廃業となり兼ねない、恐ろしい作品と言えましょう。


クロレビ風に言うとウィルのファンなら星5つ、でなければ1つと言った所でしょうか。
ウィルのいろんな表情や仕草が、他の作品とは比較にならないほど詰まっているので、
資料映像として捉えれば、かなり完成度の高い一作です。




★☆☆☆☆
(星1つ)

アイ・アム・レジェンド
http://wwws.warnerbros.co.jp/iamlegend/