SooK閉鎖(2)

9月22日の日経産業新聞に、
SooK閉鎖について、
支配人のコメントが
掲載されています。


大変興味深いので、
全文をテキストに
起こしたい所ですが、
いけないことなので、
要所だけ列挙しておきます。

【反省点】
・会員は目標一万人の1/10も集まらなかった。
・紙と同じ情報をPCで読む事は求められてない。
・既存誌のようなブランドがない。
・IDやPASSの入力など、課金システムが障害。
・中高年を狙ったが、世代的にPCになじみが薄かった。
・紙をめくりながら読む感覚を、PCで再現する事は求められてない。
・ネットで月1回の更新は間隔が空きすぎ。


【今後の戦略】
・紙雑誌のやり方を持ち込まない。
・課金方法を再考。
・対象年齢を下げる。(PCになじみの世代へ)


天下の小学館様が、
決して安くない費用と
時間を使って得たノウハウを、
チョットだけですが
こうして教えてくれているので、
これを参考にしない手は
ないと思います。


ただ、よくよく読んでみると
サービスを始める前に
予想できたであろう点も
少なくないんですよね…。


でも、
紙雑誌のやり方を持ち込まないのは、
正しい反省の仕方だと思います。


どこの出版社も
ネットで成功していないのは、
編集者が編集感覚でやるから
だと思います。


小学館とは言え、
今回の勉強代は高かったと思いますが、
結果的に高いか安いか決まるのは、
今後のサービス展開次第なのです。