「NHKスペシャル デジタルネイティブ」見た。


NHKスペシャル デジタルネイティブ


予告を見てから
放送を楽しみにしてたのですが、
わりと凡庸な題材の選び方・まとめ方で、
ちょっとガッカリでした。


13歳で起業した少年や、HIV撲滅運動やら
いろいろ事例が紹介されてましたが、
それらの根底にあるのは、
風土や文化や教育なわけで、
彼らの活動全体から見れば、
ネットの役割なんて
電話に毛が生えた程度なわけです。


私の世代はデジタルネイティブと、
そうでない人の丁度狭間だと思うのですが、
私にはでは想像できない、
本物のネイティブの感覚が
理解できることを期待してたので、
その点で期待はずれ。


別段、起業しなくても
デモ行進しなくても、
生まれた時からネットがあれば、
それだけでネイティブなわけですから、
普段は意識しないけど、
確実に必要な酸素のように、
ネットを暮らしに取り込んでいる人たちに、
私は興味があるわけです。


私が高校生の頃は、
試験勉強前は家電話の子機を握りしめて、
電話しながら勉強しましたが、
今はケータイとメールでしょう?


もっと言えば、
コミュでも作って情報交換したり、
プリントだってコンビニでコピーするより、
スキャンしてアップしたりするんでしょう?


音楽CDだって、
友達と貸し借りなんてしないでしょう?
ROMに焼いて交換する分にはまだ可愛い方で、
共有フォルダにアップとかするんでしょう?


私はオジサンなので、
想像に限界がありますが、
そんな日常にガッチリ食い込んだ
ネットの使い方が、
もっと知りたかったなぁと思いました。
ネイティブって、そういう事でしょ。


こんな梅田望夫の本を読めば
書いてあるような番組内容だったら、
カンブリア宮殿」を
見てれば良かったと思いました。